2021.01.08
新型コロナウイルス対策とスイングドア
手で直接触らずに通行できるスイングドアなら、感染症対策としても有効です。
新型コロナウイルスの感染経路としては、大きく ①飛沫感染、②接触感染のふたつがあることは良く知られるようになりました。
飛沫感染の予防は、マスクをする、その上でいわゆる「3密」状態を作らないことにより、比較的容易に対策できそうに思えます。
その一方で接触感染の方はどうでしょうか。新型コロナウイルスに限らず、ウイルスは手についただけで感染するわけではありません。
手を介して目や口から体内に侵入します。手洗いが接触感染予防の基本だというのは、そのためです。
不特定多数の従業員が触る、店舗や事務所にある電気のスイッチ、開き戸のノブや取っ手は、汚染されやすい場所と言えます。
その点、スイングドアは元々が台車で押して通るように作られている扉ですから、ノブや取っ手がありません。
感染症対策は非接触が基本となります。
もちろん、電動式の自動ドアなら完全非接触を実現できてより安全です。ただ、バックヤードの扉を全て自動化するのは現実的に難しいのではないかと思います。
スイングドアは完全な非接触とはなりませんが、台車やカートなら押して通る、人だけが通過するときは肘で押して通ることができます。
(多少お行儀は悪いですが、足で開けることもできます)
スイングドアは完全な非接触とはなりませんが、台車やカートなら押して通る、人だけが通過するときは肘で押して通ることができます。
(多少お行儀は悪いですが、足で開けることもできます)
スイングドアなら、ノブや取っ手を他の従業員と共有することがないので、接触感染のリスク低減に貢献できます。
手を介した感染リスクを低減できるという意味では、新型コロナウイルス以外の感染症対策としてもお役に立てるのではないかと考えています。
スイングドアなら、押し開けて通過した後は自然に閉まります。「触れて→ 開けて→ 閉める」のアクションも減り、効率化にもなります。